最近の私のアプリ開発は、AIの力を大いに借りています。もちろん、長いあいだ一行ずつ手で書いていた時代もありました。Panda Calendar自体は、コロナ禍でリモートワークに切り替わり、通勤時間が消えたことで生まれた時間から作り上げたアプリです。今は複数のコーディングAIの動作を確認する機会がありますが、現在はかなり大きな差で、Claude Codeが私がお勧めするツールです。備忘録を兼ねて、その理由を書き残しておきます。
実際に触ったことのあるAIたち
メインで使っているのは、AnthropicのClaudeです。息子が大学生でGemini AI Proのライセンスを持っているので、隣でGeminiを触っているところを見せてもらう機会があります。会社ではChatGPT Enterpriseのライセンスがあるため、AntigravityやCodexも試してきました。
どれもそれぞれの良さがあります。ただ、Pandaz Appsで私がやっている手を動かすコーディングに関しては、Claude Codeがいちばん結果を出しやすい。VS Codeの拡張機能として使っているので、編集中のファイルのすぐ隣にAIがいる感覚です。コンテキストを切り替えたり、別のチャット画面にコピペしたりする手間がありません。
外出時に助けられているリモート操作
想定以上に頼りになっているのが、リモート操作の機能です。作業が終わらないまま外出しなければならないとき、スマホから状況を確認して、デスクに戻ることなく追加の指示を出せます。
言葉にすると小さなことに聞こえますが、ビルドが走っているときや少し時間のかかるリファクタリングをお願いしているとき、カフェや駅のホームから軌道修正できるのは本当に便利です。
4.5まではSonnet、そこからOpusへ
4.5の世代まではSonnetを使っていました。トークンを節約したかったわけではなく、レスポンスの質と、自分がかけてよい時間とのバランスで選んでいました。私の用途では、4.5時代のSonnetがちょうど良い解だったのです。
Opusには4.5時代から少し惹かれていましたが、完全に切り替えたのは4.6からでした。Sonnetが少し遅くなってきた影響もありますが、正直なところ、それがなくても切り替えていたと思います。
Opus 4.6で変わったこと
Opus 4.6にしていちばん実感したのは、手戻りが減ったことでした。これまで午後の時間を溶かしていた2つの動き——小さな修正で済むはずの指示を丸ごとやり直してしまうこと、変更の影響を考えきれずに関係ない箇所を壊してしまうこと——が、ほとんどなくなりました。
手戻りが減れば、1時間あたりに前に進む量が増えます。1回のレスポンス速度が同じでも、体感の進み方はまったく違います。
そしてOpus 4.7
Opus 4.7はさらにもう一段進化しました。私がいちばん挙げたいのは、アプリケーション全体の仕様を把握する力です。目の前の質問に答えるだけではなく、アプリがどう組み上がっているかを踏まえて、コードベースに合った改善提案まで返してきます。
その代わり、実際の修正は以前より慎重になった印象で、少し時間がかかるようになった気もします。ただ、調査のスピードが速くなっているので、全体として遅くなった感じはしません。むしろ、状況を読んでから書いてくれるぶん、出力を信頼しやすくなりました。
いちばん嬉しいのは、家族も触れる時代になったこと
AIを使って開発していて、いちばん楽しいのは生産性の数字ではありません。家族にもその扉が開いた、ということです。
息子は私が作業しているのを見て、自分でもやってみて、ふぁみスケを作り上げました。数年前なら、ツールチェーンの整備、フレームワークの学習、退屈な部分の踏破——それなりに長い道のりだったはずです。今はその退屈な部分が短くなっていて、アイデアとちょっとした根気があれば、形にできる時代になっています。
ここが、自分でも予想していなかった部分でした。Claude Codeを選んだ理由を語るとき、私はまず「Opus 4.7がすごい」から始めますが、本当に大事なのは、こうしたツールがここまで来たおかげで、ものづくりが手の届く場所に来る人が増えたこと——そして、そこに夕食をともにしている家族も含まれていることです。